弁護士のゴー(茅根豪)です。
深夜ハイカロリーの時間です。
卵を3個いれ、カニカマも一パック入れました。
コレステロールも十分に強化したラーメンです。
やはり夜食ラーメンはハイカロリーに限ります。
(あ、テーブルが汚いのは息子のシールのせいで私は無罪です)
さて、そんなラーメンを食べていると、ちょうど今週のライジングが配信されていました。これがめちゃくちゃ面白い!
少し振り返ってみると、11月12日の東北ゴー宣言道場の議論で、小林先生が、「何かを判断するときって、偏見は持ってしまうものだよね(笑)」との発言をされましたね。
世間一般に、偏見は悪いものだから、できるだけ持たないことが良いとされているが、でも、本当にそれって正しいの?というニュアンスだったかと思います。
そんな文脈で、「偏見」の意義について、今週のライジングでは詳しく論じられています。読むと「頭が良くなる」ことは間違いありません。
中にはね、エドマンド・バークの話は保守思想のエッセンスとして保守系知識人がよく解説してだろってマウント取りたくなる人いません?。でもね、西部邁の劣化コピーが多くて、いいかげん飽きませんか?
(まあ、毎週だけど)今週のライジングは、そんな所にとどまらないんだな~。マンネリ保守、観念保守に満足できなくなってるそこの保守好きのあなた!
今週くらいは課金して読んでみたら?
バークが打ち立てた保守主義を、リベラルとの関係、時事問題・社会問題との関係で応用して、あなたに思考の見本を見せてくれますよ。
読み終わったときから、日々生起する時事問題について、保守的感覚で思想してみたくなっちゃいますよ(自分にもできそうって!)。
「保守思想」を解説してくれる知識人・表現者は今時いくらでもいますよね(クライテリオン誌の執筆者とか)。保守思想の解説本も溢れてますし。
でもでも、具体的な時事評論を通じて、保守思想を実践して見せてくれる知識人・表現者っていますか?
私の場合は、すげーなって感じたのは過去に二人だけです。
一人は60代までの評論家の西部邁で、もう一人は漫画家の小林よしのりです。西部氏はもういないので、現時点では、時事評論で保守思想の実践を味わえるのは小林先生のライジングのみですね(悲しいなぁ)。
かなり昔ですが、「本当は時事評論が一番難しいんだよ。難しい論文とかじゃないんだよ。」と、生前の西部氏が言っていたのを何かで読んだ記憶があります。その理由は、全く同じ事例は起こらないからです。他方、調べ物は過去の出来事だから、知識人なら纏められるでしょと。
その一番難しいとされる時事評論という分野で、商業雑誌の連載のなかで発表し続け、確実に面白く俗説を打破し続ける存在って、本当に凄いと思います。
あ、「偏見」で思い出しましたが、生前の西部氏は、偏見は大切だとする文脈の中で、ビジネス界隈ではやり始めてた「ゼロベース思考」という言い回しも嫌ってましたよね。
人が物事を判断するのにゼロベースのわけがないだろう、何かを評価するのだから評価者として振る舞う個人の中にも、社会の中にも蓄積された前提があるだろうと言うような批判でした。
全くその通りだと思います。「ゼロベース思考」的な言い方は、当時の著名なコンサルタントが使い始めたビジネス用語で、それ系の書籍では頻繁に登場し、今でも使われてると思います。
しかし、まあ、西部氏がいなくなってから、「偏見」とか、「ゼロベース思考」とか、言葉使いそのものについて「そもそもオカシイんじゃないの?」という視点を提供してくれる知識人が減った気がするなぁ。
だから、もう、保守思想の実践を味わいたいなら、残念なことですが、日本には、小林よしのりのライジングしかありません(クライテリオン誌はもっと頑張れよ!)。
とにもかくにも、、、
今週は「自分の頭が良くなる実感を特に持ちやすい!」号です。
課金して読んでみるのがおすすめだよ~